日本の再生に向けて

戦後教育の洗脳から脱却する為に、近現代史を学ぼう

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WBC 決勝戦 何故敬遠策を採らなかった?


原監督の采配  反イチローを逆手に取った盗塁策

日本 優勝


 WBC大会決勝戦は手に汗握る良い試合であった。
日本選手の活躍を賞賛し、そしてその勝負を制して優勝した日本チームにお祝い申し上げます。

何と言ってもイチローのヒットを称えたい。打席に立った彼には色々なプレッシャーが有った(と思う)。日本チームのリーダーとして、安打製造機と称される大リーガー屈指のスタープレイヤーが期待に沿えなかった韓国・キューバ戦での不調、大会前の監督選任での発言、に加え、韓国人の彼に対する凄まじいブーイング。決勝戦の球場は3倍の韓国応援団が居たそうで日本にとってアウウェイ状態であった。イチロー選手はそれらを押しのけて最大の山場で彼の役割は果したことは素晴らしい。
 
 10回表のイチローの打席を詳しく見たい。
延長10回表得点3対3の同点の場面である。日本は9回裏に追いつかれ、サヨナラを何とか避けての10回表の攻撃であった。2アウト1塁3塁でバッターボックスに立ったのはイチロー。イチローの今大会での打撃成績は芳しくなかったが、調子を上げ決勝戦では5打数3安打と当っているし、前の打席(9回表)では同じピッチャー林昌勇からフェンス直撃の2塁打を打った。ここは勝負を避けるだろうと思いきや韓国はイチローと真っ向勝負に出て来たのだ:

(イチローバッターボックスに入る)
(解説者:バッターと勝負して欲しいですね。)
一球目 ボール 0-1 中から外角へのシュート
   (解説者:バッターと勝負してくるのですかね~!勝負してくれると助かる。)
   (アナウンサー:一塁手はベースを離れています。
   【投手は牽制をしない。一塁手は塁を離れて牽制を受けるつもりなし。
    (一塁ランナー岩村は盗塁はしないだろうと韓国は考えた?)】
二球目 ストライク(イチローは見逃す) 1-1 内角低め
    岩村 易々と盗塁 キャッチャーも全く盗塁を阻止する構えなかった。
    (解説者:走った‐盗塁した方が良いんですかね。1塁が空いちゃいました。)
    (画像:韓国監督をアップ:無表情でサインを出す動きもなし)
三球目 ファールボール 2-1 真ん中から外へ流れる少し高めの球(見逃せばストライクだろう)
  (解説者:勝負ですね! 一塁が空いているのに。)
四球目 ファールボール 2-1 やや内角低め(ストライクかボールか微妙、今日の審判はストライク?)
  (アナウンサー:清原さん、ここはイチローのバットに期待するしかありません。)
五球目 ファールボール 2-1 低めでワンバウンド位の球(見逃せばボールでしょう)
  (アナウンサー:イチローはものすごく集中している。是までにない集中だろう。ワンバウンドの
  ボールの様な球でもファウルにしている。イチロー日米合せて3,085の安打を打っています。)
六球目 ファールボール 2-1 真ん中少し高めの速い振り球 三振を取りに行った球だろう
  (画像:ピッチャー林昌勇をアップ。自信ある顔つき、真っ向勝負の顔つき)
  (解説者:林昌勇は典型的な抑えのピッチャー、間を上手く取っている。
  アナウンサー:林はヤクルトの抑えの切り札で昨年33セーブ成績と紹介)
七球目 ボール 2-2 外角大きく外れたボール 捕手は真ん中にミットを構えた。力みすぎて
  外れた球で林は勝負意欲満々
八球目 センター前ヒット 捕手は外角に構えるが球は真ん中少し外目に入った。
   ニ走者ホームイン 2点追加して5対3に。


 試合後に何故イチローと勝負したのか、とのメデイアに質問に韓国の金監督は;
「ベンチからサインが出て、それを捕手が理解した。 そして捕手が投手にサインを送ったが、安打を浴びた」と説明。ベンチはイチローとの勝負を避けるよう指示していたことを明らかにした。
  金監督はさらに、「悔やまれるのは、はっきりと敬遠のサインを送っておくべきだったということだ。捕手が変わり、若い捕手が作戦のサインを投手と十分に疎 通できなかった可能性もある。(中略)それが悔やまれる」とベンチとの意思疎通がうまくいかなかったことが敗因と分析した。【MSN産経ニュース、中央日報(電子・日本語版)】


 金監督は技術的なミスとしているが、そうであろうかと疑問が残る。林投手の一球目から八球目までの投球を振り返れば、“敬遠気味”にするサインを出したなんて事は言えない。七球目までに出しているのであれば、ピッチャーの投球は明らかに監督の意向と違うのであるから直せるだろうし直さなかったとしたら怠慢である。言い訳の最後の砦は七球目の後に“敬遠気味”の指示を出したという事だろう。イチローは第三球から第六球まで四球続けてファールボールを続けている事は、ピッチャーに勝負させていた事であり、この最後の砦もあえなく陥落だ。金監督の采配ミスは指示の不徹底等と言う単純な技術的ミスでない事は明らかだし、チームを決勝戦までリードした監督をボンクラ扱いしては事の本質が見えなくなってしまうのではないか。
 
 イチローと勝負した事が采配ミスであるが、青木には敬遠しているのだから、“なぜイチローには敬遠しなかったか?”が問題になる。金監督には敬遠策が採りたくても採れない目に見えない縛りが有ったのではないだろうか。敬遠策がチームと観客とそして本国だけでなく世界の韓国人に与える影響に恐れ慄いて、それが最善の策と判ってはいても採れなかったのではないだろうか。もしも敬遠したら、反イチローで固まっている全世界の韓国人から、弱虫、意気地なし、等と非難され、たとえ勝負に勝ったとしても韓国社会では許さざる人扱いになるのではなかろうか。我々日本人にとっては想像を越えた過酷な村八分に会うのではないだろうか。

 結論を急ぎたい。ランナー一三塁で一球目から韓国は勝負してきた。それを見て二球目で岩村は盗塁した。映像からは韓国はその盗塁を阻止する積りはなかった。許したのか日本がするはずがないと思ったのかは判らない。解説者は一塁空けるのがイチローの敬遠に繋がるとして盗塁した采配を疑問視したが、韓国はその後も勝負してきた。イチローは直後の三球目から4回ファールボールして粘った。決して敬遠気味の投球でなく真っ向勝負だったからこそ、イチローも林投手も必死だった。この盗塁が勝敗の分かれ道になった。盗塁を進言した選手やコーチがいるかも知れないが、最終決断をしたのは原監督である。一方は敬遠策を躊躇し、一方は盗塁策を採用した。原監督は一球目をみて、「韓国はイチローと勝負する、敬遠策は採れないし採らない、それなら一点でも多く、2塁封殺が無くなり内野安打の可能性が高まる盗塁策を採る」と。
 素晴らしい策ではないか、敵の強みである観客と一体となった反イチロー応援を逆手に取ったのだ。そこには勝負に拘った原監督と、イチローを野球選手としてでなく反感の対象として情の鎖に身動きが取れないでいる金監督がいた。
イチローの適時打の後の韓国チームが見せた虚脱感は、彼らがイチローの現実を目の当たりにして、イチローを罵っていたユーフォリアから一足飛びに現実に引き戻された瞬間であったからだ。


追記:
 原監督について私の見方は今回の采配で一変した。
  「原ポン」などと揶揄していたがそんな柔(やわ)ではなさそうだ。今回の采配でその優男の顔に似合わず勝負に拘る男である事がわかった。勝負の為なら何でも投げ出せる強い日本男児がそこにあった。
 父原貢さんは厳しい指導者といわれた。その子供であるからお坊ちゃん育ちでなないだろう。今後のご活躍を期待します。

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