民意は賢明だったか? 先の衆議院議員選挙で大勢の民意が出た、が、その民意は賢明なのであろうか? 先稿で「
民主党は社会党、社会党は朝鮮総連、こんな連中に日本を任せられない」と言った、が現実はそんな
民主党が2/3に迫る議席を獲得した。
民意である、がそれが叡智であるとは思わない。叡智かどうかはその判断は歴史の委ねたい。
今齢60歳であるが、このような政治の激変に遭うのを神の導きとして、喜んでその中にどっぷりと身を置きたい。
民主党の綱領とかマニフェストは私如きの凡人には理解出来ない。
民主党に投票した人は理解したのであろう。他人(ひと)は彼らを
大衆とも言っているが、私はその
大衆にもなれない、言うならば愚かな「
個衆」である。
だが私は、選挙中や昨日31日にNHKの単独インタビューに自宅の居間で応じた
鳩山氏の態度に、胡散臭さを感じる
個衆である。何処を見つめているか判らない視点、オドオドした印象を与える目付き、そして相手の質問に正面から応えず友愛などと意味不明の発言で応じる人に、「一度やらせてみよう」なんて白紙の委任状を与える程太っ腹になれない。
「一度やらせて見よう」は、サントリーのオーナー社長だった鳥居さんや佐治の言葉の「一度やってみなはれ」に似ているが、それは自分の財布を賭けているオーナ社長が言うセリフであって、国は皆の物であり、同じではない。
麻生さんにはこのブログだけでなく直接的にも、靖国参拝をお願いした。その応えは、「靖国を政治に利用したくない」であった。その余りにも書生的な言辞に驚いてしまった。政治のない安穏な世界が別に存在すると言う麻生さんの認識に。
それでもあなたは政治家ですか、と聞きたい。
靖国参拝反対が国内の勢力と外国の反日国家な政治的な攻撃以外の何者でもないにも拘わらず、政治的な対応もせずに、というより、何もせずに手を拱いていたのが麻生さんであった。
麻生さんは自党である自民党の危機に何か他に起死回生の手があるのかと思ったが、今となれば何もなかった。人の言うことも聞かず、何等手を打たずに、坂道を転がるように転落した自民党がそこにあった。
自民党と言う重傷人に鞭を打つような言い方になってしまったが本意ではない。
自民党の敗因は
保守層が逃げたことである。
自民党は
保守政党と看做されなかったことが敗因である。マスコミに煽てられて浮動層を積み増そうとして取りに言った罰である。
自民党を喩えて言うならば、浮動層と言う一見靡きそうな尻軽女を追っかけて、律儀な糟糠の妻に愛想を尽かされ、その上尻軽女さえにも逃げられた男だ。
尻軽女にも随分と巻上げられた:靖国参拝封印、村山談話踏襲、田母神空幕長罷免、中山成彬国土交通大臣辞任、中川一郎財務大臣辞任、、、、と。
保守の基本的な立場を崩すことばかりをして尻軽女の尻を追っかけた付けは大きい。自民党の再生が目的でなく、保守の再生を先ず目的とすれば、結果として自民党の再生になる。 今の日本の治安は世界一であり、生活環境も世界一だ。犯罪率、交通の便等々これだけ便利な社会が世界のどこにあるだろうか。
それを作ってきたのは日本の
保守層である。日本のご先祖と歴史文化をを悪し様に貶す日本社会党でも日本共産党でもない。
その
保守の力を結集して日本再建の旗振り役を果たしたのが自民党である。
保守とは日本の伝統の文化の尊重であり、日本人の生命財産領土の安全確保であり、そして国権である行政・立法・司法・の保持である。
日本は天皇家を統一の要として有史以来保持続けた伝統と文化を基にする。
北朝鮮の拉致とミサイル攻撃、韓国の竹島占領、旧ソ連ロシアの北方領土の侵略、中国の尖閣列島侵略計画、東シナガス油田略奪と、日本は侵略国家に囲まれているし、現に今も領土は侵略を続けられている。
民主党は国権を国連に委ねると寝ぼけたことを言っている。
保守のキーワードは「日本」であり、その一つの象徴は国旗である。
日の丸を党大会にも掲げず、切り刻んで党旗に変更する民主党に、日本をどうして任せられようか。
民主党のマニフェストを読むと、日の丸を切り刻んだように、国益と国権を切り刻んで、他国に売り渡す売国行為のように見えてならない。それは具体的に次の点に見られる:
-国籍を外国人に売るー国籍法改正の推進
-選挙権ー在日外国人参政権推進
(この国籍売りと選挙権付与はセットで、党勢拡大を図る)
-司法権の国連譲渡ー女性差別撤廃上条約に関連して選択的議定書調印推進
-領土の竹島・北方領土・尖閣・東シナ海を、友愛外交で韓国、中国、ロシアに進呈
-自由な発言と知る権利‐偽人権擁護法案の推進
-国連重視で、統治権を反日国家であるロシアと中国等の5大国が支配する国連に こんなに売ってしまったら、身包み剥がされたのも同然になる。
こうならない事を望みその為の努力を微力ながらして行きたい。
そしてプラスの面だけが出る政権であれば、
賢明な選択をした
民意と言えるだろう。
日本の再生に向けて、私は今後も意見を開陳して行くことを宣言する。